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三重県伊賀市のドッグホテル Dog Life Support Canon

三重県伊賀市でドッグホテルをしているドッグトレーナーのBlog

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応募動機のお話。その2。

昨日に引き続いて。

今回は『命をお金で買うのはおかしいし、買いたくないから。』編^^;

これは・・・そう感じている人って結構いるものなのでしょうか??
私には全然わからない感覚なんですよね。
ひねくれた考えで申し訳ないのですが、そうおっしゃる方の何パーセントが本心なのかな?って思っちゃうくらいわからない。
「安く手に入れたい・ただでほしい」的な考えが根底にあるのでは?なんて疑ってます、私^^;
応募をかけている犬が雑種ではなく純血種だったりすると余計にそう思ってしまいます。
そしてもしそれならそれで、「初期投資にお金をかけたくありません。」みたいにはっきり言ってくれるほうがまだいいかもしれない(笑)

私がひねくれているだけならごめんなさ~い(^^;)ゞ
誰かその気持ちと同じ方がいたら詳しく教えてほしいです。




犬種のスタンダードを大切にし、ポリシーもって真摯にブリーディングをされているブリーダーさんって本当にすごいです。
ブリーディングって大変なお仕事だと思います。
(ただ産ませれば良い、より沢山子犬が売れたらいいというパピーミルはもちろん除外します。)

大事な犬に良い出産をさせるためにはそれだけでお金がかかります。
パピー達のお世話をするのも大変です。
母犬のケアも必要です。

植物に例えるのはちょっと変かもしれませんが、
お米を作るにも、苗を買ったり肥料を買ったりと必要経費はかかりますよね。
スーパーで当たり前のように買う野菜だって、一生懸命育ている人達がいるからこそ私たちは食べることができるわけで。
その人達に渡せる『ありがとう』の気持ちが結局お金だと思うのです。
お金を払って野菜をいただいてるわけですから。

そういう『ありがとう』を渡すという意味で、私はお金を支払って犬を譲っていただくことに全然違和感を感じません。
そのお金はもちろん母犬への気持ちも含まれているわけで。
その母犬の維持・ケアをするにもお金は必要です。


CIMG3562.jpg
前回と同じくこれもモカ。
・・・っていうか、誰かのレッスンの後だったのかなんなのか、私の腕にやたらと犬の爪でついたと見られるみみず腫れの線が・・・(笑)




と、昨日今日とツラツラ書きましたが、この2つのどちらかを書いていた場合、それだけでいきなり譲渡対象外にするということはないんですけどね^^
最終的に一番大事になってくるのは、「その子を生涯大切に育ててくださるか?」なので。
その為の判断材料の1つになることは間違いないですが。

| 私(DLSC)の考え。 | 20:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

いつもお世話になっております。
私植永さんにお願いするまでパピーミルなんて存在も知らなかったし、そもそもペットショップで売られている子がどういう状況で繁殖されているかも思いが至りませんでした。
我が家はとにかくゴールデンの子犬を迎えたいとの一心でしたから。
でも色々教えて頂いて、しかもルナは規格外の小ささ、なんかあったんかなぁと今では思っております。
しかしルナはルナ。どういう経緯で我が家に来たにしろ大切な娘である事に変わりはありません。
というかルナ兄なんかは実の妹を差し置いてルナが真の妹なんだとぬかしておりますから。
ペットショップを否定されている方のお気持ちも分からなくはないのですが、要は迎えてからが大きいような気がします。
だからといってルナに振り回されている我が家の状況が正しいとも思いませんが。
でもダメダメ飼い主の私の唯一のポリシーは愛している、これだけです。来週またお叱りを受けそうですね。

| ルナママ | 2014/05/06 03:30 | URL |

Re: タイトルなし

☆ルナママさま☆

購入先がペットショップなのは、日本の現状ではしかたがないと思います。
一番身近にあり、犬を飼う場所として浸透していますもん。
私がレッスンやカウンセリングで関わらせてもらう子たちの中でも、やっぱり購入先で一番多いのはペットショップです。


確かに中には少し極端な意見で、『そもそもショップで子犬を買う人がいるから売る人が出てくる(成り立つ)んだ!』なんておっしゃる方もいますが、だけど冷静に考えてみて、ショップにやってくる子犬達の経緯・そういう業界の裏側なんて、犬を飼う前から知っている方が一体どれだけいる?と個人的には思うので、その考えはちょっと無理がある気がします。

ただやっぱり、私たちのような現状を知っている立場の人間は、現状を伝えたり、ペットショップ以外にも迎える選択肢があるということ、ブリーダーさんから迎えるメリット等、それぞれができる範囲内で周りに伝えるよう心がける必要はあると思います。
そうすることで、1匹目はペットショップで購入しておられる方も、2匹目は違う選択肢をとってくださる方が多いので、地道な話ですが、ちりも積もればなんとやら・・・だと私は思っています。

なのでルナママも、これからもしお友達が犬を迎えようとしている等の場面に遭遇した時は、無理のない程度でもちろん構いませんので、こういう話を伝えてもらえたら私としてはとっても嬉しいです。

ペットショップでしか手に入らないと思っている方もおられると思います。
そういう方に、それ以外の選択肢を教えてあげるだけでも違うと思うんです。

ルナ、確かにミニゴルですね^^
でも、何かあったというよりは、今は日本では小型犬が圧倒的に人気ですし、大きい犬種もコンパクトな子が好まれるようです。
なのでそもそも小柄なゴールデン同士を掛け合わせて交配したのかもしれませんし、やはり小さい方が売れるので「大きくなぁれ!!!」と質の良い餌を十分に与えることは(コストの面からも)消極的になってしまっているだろうし、、、ルナママ家にくるまでにルナと関わる人達は全体的にコンパクトにまとめようという動きになっていたと思います。

先日ゴールデンを飼われている方からの訪問カウンセリングが相次いだ時も、幼犬が多かったのですが、ぱっと見て『あ、この子はペットショップからじゃないんじゃないかな?』っていうのがだいたいわかりました。
それくらい違います。

最近、全体的にすごーく安い価格で販売しているペットショップが増えた気がします。
でもそういうところで売られているパピー達の目が・・・表情が・・・(--;)
以前何気なく見に行って驚きました。
揃いも揃ってみんな表情が。。。
それこそ前回のブログの話じゃないですが、可哀そうだと思いました。

人間の赤ちゃんもそうですが、パピーって、まだ生まれて間もなくって、希望に満ちあふれてて、未来があって、まだ真っ白の状態・・・のはずなのに。


もちろん、迎えた命はどこ出身かは関係なく、かけがえのない命であることには変わりありません。
ルナは私も本当に可愛いと思いますし、関わってしまえばどんな子でも可愛いく大事だと思います。


だけどその影で無理な繁殖を強いられ、青い空や人のぬくもりも知ることなく、走り回る楽しさも味わうことなく、毎日糞尿を踏みながら生活し、使いものにならなくなったらあっさり処分される命がある。
ペットショップから犬を迎えるということは、知らず知らずのうちにそういうことをする人達に見返りを与えるということなんです。

その仕組みがあまりにも世の中に浸透してしまっているため、それを変えることはとてつもなく大きな力が必要になります。
ちょっとやそっとじゃ変わることはないでしょうね。

でも少しずつでもその現状を知る人が増えていけば、徐々にそういう世界は衰退していくしかないと思います。
最終的にそういう世界(仕組み)がなくなるのがどれほど先の話となるかは今は想像できないですが^^;


本当に難しい問題ですね。

| DLSCトレーナーeika | 2014/05/06 17:50 | URL |















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