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三重県伊賀市のドッグホテル Dog Life Support Canon

三重県伊賀市でドッグホテルをしているドッグトレーナーのBlog

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応募動機のお話。

今日、たまたま話題にあがったのと、今ちょうどうちにはフォスター犬がいないので、ちょっと私が思うことを書いちゃおうと思います。

フォスター犬の里親募集をすると、自己紹介の他にも応募動機の内容も添えてくださる方が大半です。
もちろん、ぶっきらぼうなメールよりもよりいろんな情報を載せてくださっている方が、こちらも検討しやすいですし、最低限の自己紹介等もいただけない場合は丁重にお断りさせていただくのですが。

ただ、その応募動機に考えさせられること、よくあるんです。
価値観の違いなんでしょうが。。。


いちばん『う~ん。。。』ってなるのが、
 ・可哀そうな犬を助けたいから。
 ・命をお金で買うのはおかしいし、買いたくないから。
というもの。


CIMG3548.jpg
本題と関係ないんだけど、なつかしい画像が出てきた~♪♪
このブログを始めるずっと前にフォスター犬していた、ゴールデン&ブービエMixのモカ!!
バンダナつけてもらっているので、これは保護してカットした直後のはず。



長くなりそうなので、今回は『可哀そうな犬を助けたいから。』編ということにします(笑)


可哀そうな犬を助けたいという気持ちはもちろんわかります。
だけど、可哀そうだから飼ってあげたいというだけならば、飼うことをおススメしません。
同情で飼われてもその子は決して本当の幸せにはなれないと思うからです。
『この子はね、可哀そうな子なのよ。』なんて目で犬を見てほしくない。

第一、確かに過去は可哀そうな時期もあったかもしれない。
だけど、誰かに大事に飼われている今はもう可哀そうじゃないのです。

あなたに飼われている犬は可哀そうですか?

普通は『うん。』って答えるオーナーさんはいないと思います。
過去に可哀そうな時期があったとしても、あなたに飼われた時点で可哀そうじゃなくなっているでしょう?
犬は前を見て生きています。
犬の過去にオーナーがいつまでもしばりつけないであげてほしい。


うちのフォスター犬って可哀そうですか?
私は自分の家のフォスター犬を可哀そうだと思ったことは全くありませんし、そう言われるような待遇はしていないつもりです。
うちの子となんら変わらず生活させていますし、心身ともに大事にしているつもりです。
なので正直、
『可哀そうな子を助けたい、飼ってあげたいと思って応募しました。』ってうちのフォスター犬に対して言われることは、とっても心外です。
正直、『別にあなたに飼ってもらわなくてもうちのフォスター犬は大丈夫です。』って思ってしまいます^^;
器がちいちゃくってごめんなさい(笑)
いやもちろんさすがにそんな返信はしませんよ!!さすがにそんな大人げなくはないですが(笑)


でも本当にそう思うならば、すでにボランティアさん等に引き出されて個人のお家でケア・リハビリされている犬達ではなく、今まさに本当に可哀そうな状況に置かれている犬達に直接手をさしのばしてあげてください。
そういう子たちは、命の期限があります。
誰かが手を差し出さなければ処分されてしまう命なのです。
精神的に追い詰められている子もいますし、怪我や病気を抱えており、痛い辛い思いをしている子もいます。
その状態の子たちは、『可哀そう』だと私も思います。
 (そういう子たちを直接引き出すということは、犬のことがわからない方からしたらもちろんリスクがあります。
『可哀そう』の気持ちだけではカバーしきれないほどのものを背負っている子も沢山います。
それもあって、『可哀そう』だけでは引き受けるべきではないと私は思います。)




ボランティアさんや里親さん等、誰かがその子に手をさしのばし、引き出して家庭にやってきた時点でもう私はその子は可哀そうじゃないと思っています。
もう幸せの道を歩きだしたのです。

ボランティアさん経由で里親になることはすごくメリットは大きいと思います。
多くの方がトライアル期間を設けてくれますし(センターや保健所から直接出すとそうはいかないと思います。)、一番大変な最初のケアをボランティアさんがしてくださっています。
保護してくれている方がその犬の性格や状態を把握してくださっているので、里親さんからしたらその子の状態がわかりやすく、自分のお家に合う子を探しやすいです。
一緒に暮らし始めてからでも、何か悩みができたら相談できる人がいるって心強いと思います。

なのでボランティアさんから譲渡してもらうことって、双方にとって素敵なことだと思います。
でも、決してその子のことを可哀そうだなんて思わないであげてほしいです。
保護犬にとってもその子を支えているボランティアさんにとっても、里親さんからそんな言葉をかけてほしいのでは決してないと思うから。
その子自身のことを気に入ったからこそ迎え入れてほしいなぁ。



前を向いてその子と一緒に歩いていってほしい。
少なくとも、私ならそういう方に譲渡したいと願います。




あ、そういう現実に目を向け、何か自分も力になりたいと単純に思う気持ちはとても良いことだと思うし、ボランティアさんも嬉しいと思います。
でもそれは必ずしも命を引き受けることのみとは限らないはず。


CIMG3485.jpg
上記のモカ、保護当日の画像。もしゃもしゃ^^;
毛玉も沢山だったのでトリマーさんにバリカンでバッサリしてもらった為、1枚目のような仕上がりになりました(笑)




んー、本題の方って、もしかして最初と内容の核心がすり替わってる^^;?
ま、いっかいっか^^;
書き直すの大変だし、深く考えずにアップしちゃおう~(´ー`)ゞ

| 私(DLSC)の考え。 | 22:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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