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三重県伊賀市のドッグホテル Dog Life Support Canon

三重県伊賀市でドッグホテルをしているドッグトレーナーのBlog

2017年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2017年03月

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1年が経ちました。

早いものです。
今日はカノンの命日です。
1年前の今日、午前中にカノンは虹の橋を渡りました。

悲しかったなぁ。
辛かったです。

でも、人もちゃんと前を向いて歩める生き物なのですね。

カノンが死ぬ前後のことを思い出すと、やっぱり今でも涙が出ちゃいます。
それはきっと一生色あせないと思う。
でも、カノンのこと自体はもうすっかり笑顔で思い出すことができて、思い出すととても温かい気持ちになり、たくさんの楽しかった思い出が蘇ります。
これって亡くした経験のある多くの人も同じような感じなのかな?と思います。


これから先も、迎える命の数だけこういう想いもセットになるのね。
うん、ちゃんと全部送り出さないといけないもんね。
で、最後に自分が逝くの(笑)


今日、カノンの命日を覚えて下さっていたお客様がいて、カノンにっておやつをくださったんです。
すごくうれしかったです。
『今日カノンの命日じゃない?』ってLINEくれた友人もいて。
あー、カノンを心の中で残してくれている人がいるんだなぁって。
家族以外にもカノンを思い出してくれる存在があるんだなぁって。



カノンのお骨、お家に連れて帰ってきているのですが、今日、土に還す心の準備ができてる自分に気が付きました。
近いうちに、大地に還します^^

カノン、ありがとう。
あなたの残りすべてを還します。
・・・と言っても、あなたはきっともう、輪廻転生できっと他の命となり、どこかの世界でまた精一杯生きていることと思います。
もう、『カノン』だったころの骨なんて今のあなたにとってはなんの価値もないもので、私が大地に還そうとも還すまいとも、あなたには関係のないものだと思います。
そう私は思っています。
お骨を手元に保管していたのも、そのお骨を土に還すのも、全ては私の為。
私の心のステップアップです。




あの時、カノンは目を覚まさなかった。
うまくいったとみんな思っていた手術だったのに、戻ってこなかった。

でも、あれはきっと、それでよかったんだと今では心から思う。
あの時目を覚ましてしまっていたら、あの時その山無事に越えちゃっていたら、きっとその後こそ本当に辛い苦しい思いをさせてたと思う。
そのひと山を越えれたカノンに、私は的確な段階で安楽死を決意できていただろうか?
・・・きっとできなかったと思う。
きっとズルズルと延命させていた。
カノンのことも家族のことも苦しませて、私自身も苦しんで、それでも辛い延命をさせ続けていたに違いない。
冷静に、カノンの死を受け入れ終わっている今ならわかる。
でも、あの時には無理だろうなと我ながら思う。

だけどカノンは最後に、このとってもとっても大切なことを学ばせてくれました。
私は1年かけて、やっとそのカノンの最後の教えを消化できた気がするなぁ。
カノンが教えてくれたこと、今の我が家の犬達に、これからの我が家の犬たちに、ちゃんと活かしていくよ。




これからも、あなたの『カノン』だった時の生涯は、私の人生にとっての大切な支えです。

| 我が犬ごと。 | 21:31 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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