日曜日の夜に隣町(津市)に用事があったので、旦那と2人で出かけたのです。
津市に滞在するのはほんの1時間ほどのつもりだったのもあって、自宅もそんなに台風対策をせずに普通に出かけました。
カノボヌツブはお留守番、子供達は実家に預けてそのまま津市へ青山峠を越えて向かいました。
行きはどこも全然大丈夫だったんです。
雨はすごくってワイパーは最大スピードでしたけど、少しスピード抑えめで走れば普通に走行できましたし。
だけど帰りが大変なことになっておりまして。
青山峠が倒木や土砂崩れでめちゃくちゃだったんです。
それでも対向車がちょくちょく通るので、峠越えできるんだと思って普通に進んで行ってしまいました。
峠を登りきる直前辺りで、すごい泥水が道の横から噴き出している場所に遭遇するまでは^^;
まずそこでその泥水に車が強く押されて通過する時横に少し滑りました。
その時までは私が運転していたのですが、これはちょっとまずいかもということで旦那にバトンタッチ。
で、下り始めにさっそく土砂がデレ~っと道に(--;)
そういう場所がいくつもあって、石のせいでガタガタしましたが、その時はまだ大きめの石を避けながらも難なく進める程度だったんですよ。
で、まだ対向車もボチボチ来るので、行けるもんだとどんどん進んで行ったのですが、徐々に土砂崩れの量が多くなってきていて。
で、(わかる方にしかわからない話ですが、)クレイン三重(乗馬クラブ)の前まで来た時に、渋滞に到達し、全く動かなくなりました。
先にはカーブがあって、その渋滞の先では何が起こっていたのかわからないのですが、土砂崩れか倒木かはたまた事故か・・・とにかくなんらかの事態でその先通行不可能になっていたようでした。
しばらく待っても全く動かず。
そのまま待ち続けようか悩んだのですが、結局旦那が「このままここでじっとしていたら、戻ることもできなくなって一晩峠に居ることになるかもしれん。後続車が来ているということは今ならまだ戻れるからUターンしよう。」と言い、戻ることになりました。
でも、ほんとにその時が戻れるギリギリに近かったようで、すでに土砂や倒木が大量に道に流れ出てきてしまっていて、通るのが大変でした。
なんとか土砂を無理やり乗り越えながら進んだのですが、倒木の下をくぐった私の愛車は細かい傷が沢山つくわ、石(というか、もはや岩^^;?)の大きいのを避けきれず、車の底を強打するわで最悪でした。
バスやトラックは倒木をくぐれず土砂も乗り越えられそうになく立ち往生しており、恐らく女性が運転している車も乗り越える勇気がなく停車していました。
対向車にUターンするよう知らせながら戻ったのもあって、すごく時間がかかったような気がします。
地面から水が噴き出している場所もそこかしこにいっぱいあったので、ガサーっと道路ごと土砂崩れしてしまったらどうしようという不安もあって、ちょっと本気で命の危機を感じました。
(旦那は全然そこまで思っていなかったみたいで、私だけが泣きそうでした(笑))
しかしながら、無事に引き返すことができ、名阪等伊賀に進む道は全て通行止めになっていたので津市で一晩過ごすことになりましたが、人間はピンピンしてます^^
ただうちの犬達を自宅に残したままだったので早く帰りたかったのですが、名阪がなかなか通行解除にならずで困りました。
ご近所さんに連絡して我が家近辺は特に被害はないことや、我が家の外回りも変わりない様子であることは確認できていたのですが、犬達のトイレ事情がね、きっと我慢しているだろうから。。。
夜ご飯と寝る前のトイレ出しは済ませてきたのが救いでしたが。
そんなこんなで名阪の通行止め解除を待っていられず、「あそこなら通れるかも」と教えてもらった道を通って帰ることができ午前中に戻ることができました。
車の底を強打して以降運転中に異音がするのが気になっていたので、自宅に戻ってから下を覗くと、マフラーがやられていました。
ちょうど石が直撃した、マフラーのタンクのようなものがベコッと凹んで穴(亀裂?)もあいていて(:;)
旦那がとりあえずできる範囲内で補修はしてくれたのですが、ちょっとエンジン音がスポーティーな感じになりました(笑)
なんかね、特にエンジンかけた瞬間なんかが、以前は『ブルンブルッブルッブルッブルッブルッ・・・』って感じだったのが、『ドゥルンドゥルッドゥルッドゥルッドゥルッドゥルッ・・・』てな感じになってるの。
凹んだ状態は変わらずこのままなんだけど、果たしてこれで車検通るかしら^^;??


それから、、、
後々、ニュースで名古屋の方が津市~伊賀市に抜ける道で行方不明というのを聞き、ぞっとしました。
結局お二人とも亡くなってしまっていたようで、胸が痛いです。
なぜにあんな日にそこまでしてUSJに・・・という気持ちがどうしてもわいてしまいますが、きっと私達と同じでただ「台風を甘くみていた」んだろうなぁ。
まさか命を懸けたUSJ行きだとは思ってもなかったことだったろうに。。。
心からご冥福をお祈りいたします。